久々の起業講座にて

(小さな仕事塾MLより)

Mさん、ありがとうございます!
Mさんがしあわせそうでいると、それはみんなの希望です。わたしはMさんみたいにアルバイトなどと組み合わせて暮らしを成り立たせるのはとてもよいことだなって、最近は思っています。

なので、今日の起業講座でも、仕事って必ずしも稼げなくてもいい、みたいなことを申し上げたのですが、みなさん、ちゃんと稼げるようになりたい!って顔をされたので、意外だったし、とてもうれしかったです。
やる気いっぱいの5人のみなさんでした。

今日の後半は数字の話に入っていきました。
売上ー原価ー固定費=利益
です。

いくら売上がいっぱいあっても、原価と固定費の割合が大きければ、利益はゼロになったり、場合によっては赤字になります。

なんとか生活できる利益を上げていきましょうね!
今日のみなさんの前向きさがあったら、どんなことも乗り越えられます。


そして仲間も大事です。
今日はすごくいいスタートでした。
(中略)

 

Kさん、ありがとうございます。
わたしは普段は早寝早起きなのですが、今日は7時くらいに疲れてお布団に入ったら真夜中に目が覚めて(みなさんのことを思い出され)、いろんな思いが湧いてたら、眠れなくなってしまいました。このMLに入っておられる方々のことも考えています。

■今日はみなさんの状況が感じられたので、次回は前半「損益分岐点」について話し合いましょう。後半はもっと幅広く(損益分岐点にとらわれず)アイデアを出し合いましょう。

このMLでも「損益分岐点」の考え方を伝えますし、次回はそのためのレジュメを用意しますね。
自分の商売の「損益分岐点」がどこにあるかを理解するには、まず「固定費」をつかむ必要があります。ざっとでいいんです。
そして「掛け率(原価率)」が50%ならば、売上がこれくらい必要、
60%ならば、売上はこれくらい必要、
70%ならば、
30%ならば、
ってかんじで、掛け率によって、必要な売上が変わってくるようすをみなさんと
一緒に見ていきましょう。

商売にとって「掛け率」がどれくらい重要かを数字で実感する機会を作っていきたいと思います。

■今日はおそらく不安な方もいらっしゃると思うのですが、それは、ある意味、大丈夫な証拠でもあると思っていてくださいね、今日もお話ししたとおりです。
経営者のみなさんと話していると、不安が全くない方はほとんどいらっしゃらないと感じます。
わたしは30年間商売してきましたが、そのうちの10年くらいはとても不安、12年くらいがだいぶ不安、6年くらいが少し不安、あとの2年くらいがあんまり不安じゃない、ってくらいの内訳でした。
例えば今のわたしは「だいぶん不安」と「少し不安」の間くらいです。夫の無々々が昨年末に入院したのを機に、豆料理クラブを夏で終了することに決めて、新しい仕事のスタイルを軌道に乗せないといけない時期だからです。
たとえば昨日はゲストハウスに久々の泊まり客があったのですが、チェックインまでの二日は不安でした。(結局今朝のチェックアウトの時は喜んでくださり、うれしかったです。その一方で自分の足りない点も分かってわたしはこうしようああしようと今はアイデアがいっぱいです。)少し前に料金改定について家族で話し合ったのですが、その新しい料金設定で泊まっていただくはじめてのお客さんでした。

「だいぶ不安」なときは「だいぶ孤独」な時でもあります。
これまで仕事する上でほんとうに豊かな人間関係に恵まれたのですが、それでも決めるのはわたしだから孤独です。だけど今まで生きてきて良いアイデアっていつも孤独の中から生まれてきたので、わたしはこれはチャンスだと思っていま
す。
孤独は新しいものを生み出す力になるし、そこから新しい人間関係を作っていけると思うんです。人の気持ちも分かりますしね。

そして孤独なときに、数字は役立ちます。これは別途書きますね。自分の感覚と経験とか人間関係だけに頼っていたら、孤独な時期を乗りきれません。数字を自分の味方にしていきましょう。

歳をとって柔軟性がなくなると、不安をあんまり感じることができなくなってしまうと思います。新しいことに挑戦しなくなるし、何か上手くいかないことがあっても状況のせいや誰かのせいにしておしまいになります。
みなさんは今、新しいことにチャレンジされようとしてます。すばらしいです。
不安を持ちこたえて、勇気を持ったから、新しいことにチャレンジできるんですよね。今日はみなさんの勢いを感じました。それが何より貴いんだと思います。